丸山虎ノ門法律事務所

過去の相談例Q & A

Q1.

100万円超のタンスを引き受けたが、1cm角がはがれた。作業の時は料金をもらって終了したが、後になって保険で直せと言ってきた。

A.

損害賠償責任は消滅しており、保険で対応する必要はありません。
標準貨物軽自動車運送約款第45条により、貨物の毀損についての赤帽事業者の責任は、荷受人が留保しないで貨物を受け取った時には消滅します。

Q2.

6年前テレビを運送中に壊してしまった。 その際保険手続をして、示談書を送ったが送り返してこなかった。そこでそのままにしていたら電話があり、和解か訴訟かという話になっている。

A.

消滅時効が完成しており、支払う必要はありません。
赤帽事業者が荷物の毀損を知って引き渡した場合には、赤帽事業者の損害賠償責任について標準貨物軽自動車運送約款第48条及び商法第589条による1年間の短期消滅時効の適用はありません。もっとも、この場合でも損害賠償責任は5年間で時効となるため、支払う必要はありません。

Q3.

ガラスの水槽を運送中に破損した。相手方から修理代にプラスして元々の価値300万円×10% =30万円を請求された。支払わなければならないのか。

A.

支払う必要はありません。
赤帽事業者の損害賠償責任の額は標準貨物軽自動車運送約款第46条に定められており、貨物の毀損の場合の損害賠償額は、実際に引き渡された貨物と毀損がなかったとした場合の貨物との差額で算出され、これ以外の金銭を支払う必要はありません。 

Q4.

引越客がホームレスになってしまい、荷物を受け取ってもらえない。一時保管中の荷物を処分したいのだが。

A.

標準貨物軽自動車引越運送約款第11条1項に基づき荷物の処分についての指図を求め、これに対して指図がなかった場合には倉庫業者への寄託、供託、競売の手段をとることができます(標準貨物軽自動車引越運送約款第12条1項)。

Q5.

運送中の事故(当方過失1割)により荷物が全損。ところが、荷物の積み方が悪いとの主張をされ、保険が出ない。

A.

事故の過失割合の大小とは関係なく、荷造りの不完全によって荷物が損傷した場合には、保険金は支払われません。保険金の支払を受けるためには、荷物の積み方に問題がなかったことを主張していく必要があります。

Q6.

引越業務の際、預かった荷物を荷主の都合で指定時間内に引き取ってもらえなかったため、持ち帰って倉庫業者に預けることになった。立て替えて倉庫業者に支払った保管料を保全する手段はないか。

A.

荷物の保管のため倉庫業者に預けた費用を荷主に代わって立て替え払いした場合には、荷主からこの費用の支払いを受けるまで荷物の引き渡しを拒絶することが出来ます。


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